前回の続きです。今回はハーバリウムの認定講師資格を申し込んで、材料が届くまでを書いてます。
今回は、到着した材料を使って5つの作品を作ります。そこで、それぞれの技法を学んでいきます。
今まで独学でハーバリウムを作ってきましたが、通信講座を受講して初めて、いろんな技法があると知りました。
受講するまでは専用オイルについてもほとんど知識がなくて、近所のスーパーのワークショップで初めて使用したオイルがすべてだと思ってました。
スーパーのワークショップで使ったオイルはサラサラして粘度の低いオイルだったと思います。
なので軽い材料はすぐ上に浮いてしまいました。やり方を教えてくれる方もよくわかっていなかったようでして、ピンセットで何度も入れ直しをして作りました。その経験があったので、浮くのものはちょっと苦手かな~と無意識に避けておりました。
実は、今回入ってた材料には、私の苦手な浮くものも入ってたんです・・・でも、テキストを読んでやり方がわかったのでスムーズに出来ました。
次に、ハーバリウムを作っていく上で、気をつけたい事をいくつか書いておきますので参考にしてくださいね。
この記事の目次
オイルの種類で作り方も変わる
オイルには種類があります。オイルの事はあまり知らないで購入している人が多いかもしれないので、私なりに気が付いた事を書いておきます。安いからと言って買ってしまうと、使いにくかったり花材の色が落ちやすかったりしますので気をつけてくださいね。

シリコーンオイルと流動パラフィンについて

オイル
1、シリコンオイルは値段は高いですが、安全で色落ちしにくく長期保存にいいです。
2、流動パラフィンはシリコンよりも安価ですが、色落ちする場合があります。
3、ベビーオイルはコスパが良くないです。少量作る方向けです
ハーバリウムのオイルの粘度 おすすめ
粘度がある程度ないと、最後にオイルを瓶に入れたとたん、上にぼよーんと浮いてしまいます。おすすめは粘度が350#。ドロッとしてますので定位置におさまりやすいです。浮きやすいものを使う時は特に粘度には気をつけたいです。
引火点や流動点に注意
引火点は気化したものが引火する値です。引火点が200度や250度などのものをあまりたくさん保存してると消防法にひっかかるので危険物になります。でも、個人でそんなにたくさん保存するなんてことはないと思うので、その点は心配してないのですが・・・
流動点というのは、オイルが流動する最低温度の事です。教材のシリコンオイルはマイナス50度なので冷凍庫に入れても凍らないオイルなのですが。
販売されているオイルの中で特に流動パラフィンは、流動点がマイナス9度というのがあります。住んでる場所によっては冬マイナスになるところもあるので、流動点がマイナス50度くらいのシリコーンオイルの方がおススメです。
オイルは余っても他のと混ぜない
以前、ベビーオイルを使って作った時の事です。流動パラフィンオイルがあまったので、ベビーオイルを入れて混ぜてしまいました。入れた瞬間、ビンの中が水と油を混ぜたような感じになり、透明度もまったくなくなりました。放置していたら、少し透明にはなりましたが、びんを揺らすとまた濁ってきましたので、そのオイルは破棄しました。
流動パラフィンとシリコンの違いだけでなく、粘度や引火点や流動点がそれぞれ違いますので、オイルだからなんでもいいや~って思って混ぜると、白く濁ったりして捨てないといけなくなるので、混ぜないように注意してくださいね。
花材を買う時の注意点
私は大阪に住んでますが、有名なハンドメイドのお店があります。花材の大きさや色も実際に見て購入できますので安心して買えます。お値段も卸ですので安いし、知り合いが言うには5万以上購入すると割引があると言ってました。
でも、ネットでもまとめ買いすると送料が無料になる場合がありますので、バラバラに購入するよりもいくつかにまとめて購入をおすすめします。
花材を購入する先
花材はAmazonでも、楽天でもヤフーでもたくさん見かけます。ほかにも手作り、ハンドメイドのminneやココナラなど、他にもヤフーオークションやメルカリでも売ってます。


購入先の傾向性
普通のショップでは、ハーバリウムの花材からビン、オイルに至るまでトータルに販売してるところが多いですが、ハンドメイドやオークションなどは、花材だけでいろんな色を少量ずつ組み合わせてセットにしてるところが多いです。
例えばカスミ草がたくさんあるより、メインの花を3個と他にあじさいの花が数種類少々ずつ、枝やカスミソウも入れて3本ほどつくれそうな分量といった感じでしょうか。人気のあるところは、個別に欲しい花の色を聞いてセットを作ってましたのですぐ売れてました。
高い花はどれ?
花材はそんなにたくさん入れないので、値段はかかってない事が多いです。バラは高級感があって、贈り物にはピッタリなので使いたいですが、仕入れで安くても一個100円くらいします。普通200円くらい。それが3つ入ってると600円になります。
ドライフラワーは比較的簡単に作れますが、プリザーブドフラワーは手間ヒマかかりますので、セット販売してるところでも、バラが入ってるのはあまりないと思います。他に、人気のあじさいも高いです。母の日を前にして、売り切ればかりで探すのが大変でした。
お店からのメールで花が入荷したら教えてもらって買う事が多いです。なぜか争奪戦になっています。
教材のテキストを使って実践
教材の中には今まで、使った事のない花材やオレンジやシナモンのスパーシーなど、いくつか入っていました。独学では、どうしても自分の好きな花、扱いやすい花を使ってしまいがち。なので今までは、同じようなものばかりになっていました。
気が付くと作るパターンが決まってましたね。今回は、教材で新しい花材に挑戦です。個人でやってるとどうしても、そうなると思います。
でも、苦手意識のある花材も、テキストにわかりやすく説明があったので取り組みやすかったです。
また、コケやグリーンは、自分の選択範囲の中に入ってなかったので、テキストにあったマウンテンジュニパーなども材料に使えると初めて知りました。今度使ってみようと思います。
個人で作っていると、同じ材料を使って作る事が多かったので、テキストがとても役立ちそうです。
ハーバリウムの技法
教材では5つの技法を学びます。いろんな花材の特徴を生かす方法だと思います。
人に教える場合も、〇〇技法で教えてあげる方がきちんと整理できてわかりやすいし、そこから応用へ広げていけます。
5つの技法について
1、基本技法
一番よく見る技法ですね。同色系にして並べるとかわいい雰囲気になります。贈り物などに喜ばれると思います。
2、一輪挿し技法
他の人が作っているのを見てもあまりなかったと思います。一輪挿しなので使用する花材は少ないですが、それがオイルの透明感と、静かさを演出しているように見えます。ハーバリウムをいくつか並べるのが主流だと思ってましたが、一つだけを配置して空間を演出できるのでちょっと目からうろこでした。
3、枝付きアレンジ技法
枝付きアレンジ技法も初めてです。小さめのガラス瓶で作りましたが、バランスが難しかったです。完成したものを写真で撮ってみると、思うような感じにできなくて作り直しをしました。教材にオイルが多めに入ってたので良かったです。
4、花材の交互配置空間技法
華やかな感じになります。苦手な浮く材料を使ってつくるので、失敗したらと思いましたが、教材に書いてある通りにしたらスムーズにできました。
5、ドライフルーツアレンジ技法
やってみたかった方法です。でもどうやっていいのかわからなかったので、テキストを見て作りました。オレンジがすごくいい香りがしてたのが印象的です。ドライフルーツや小物はもっと積極的に取り入れたいと思いました。
独学でやってる時は、1と4ばかりやってました。他はやった事なかったです。
これから応用して、いろんな花材を使って作る事ができるので、自分のバリエーションが広がって良かったです。
オイルの入れ方
私は、まだまだ技術的にも未熟なので、オイルを入れる前と入れてからでは位置が変わってしまう事が多かったです。
独学でやっているときは、花を入れて最後にオイルを少しずつ、時にはドバっと入れてましたがそれでは、たまたまうまくいった・・場合はいいけど、花が浮いてきたり沈んだりした時に、長いピンセットで再度位置を変えないといけません。
テキストには、オイルを一度に全部いれないで、花を入れてはオイルを注ぐ、また花を入れてはオイルを注ぐとのやり方になっていました。
名前
プロのやり方を教えてもらってやり直しも少なくなりそうです。
認定講師の資格に挑戦
私は、前の会社でワークショップを通してたくさんの人に作り方を教えてあげた経験がありますが、独学でしたので、作り方のポイントやオイルの注意点、保存方法などについてアドバイスするくらいでした。
今回テキストにしたがって、5つの技法を学びました。
最後に、それぞれのレポートを書いて提出します。
レポートを書いて提出
1、コツはどんなところでしたか。2、注意点はどのようなところでしたか。3、上手にできたところ。4、失敗したところ。5、デザインの特徴。6、感想。
上の内容と完成した作品を写真に撮って送ります。そこで審査を受けます。審査基準はテキストに書いてありますので、不合格の例が載ってますので、そこを注意して作品を作るといいです。
レポートを書いていると、気をつける点やコツが頭に入ってきますので、書く事でとても良い復習になります。
今までは、作りっぱなしが多かったのですが、作品をじっくり点検する事で自分の弱点や気が付かなかったところが見えてきます。花が浮くのを防ぐためのコツもあるので、大変勉強になりました。
5枚書いて完成させたら、審査に出します。1、2か月かかるそうです。ドキドキ・・・
ハーバリウムの認定講師資格でライバルに差
ただ、初めての人が作ろうと思うと、材料をどこから買えばいいのか?人にプレゼントしたいので作り方を知りたいなど、わからない事が多いと思います。
ネットでハーバリウムの教室もいくつかはありますが、まだそんなに多くなくて、まず自分が教室をするには、きちんと教材つくりから用意しないといけません。他のやりかたも知っておかないとお客さんのニーズに応えられません。
私も、教えたいと思っていましたが、自分の得意なやり方はできるけど、もし生徒さんに苦手なやり方を教えてほしいと言われても失敗しそうで・・・なかなか勇気がでませんでした。
でも、きちんとハーバリウムの認定講師資格を取得できたら、テキストを使って教える事もできるので、よしやってみようという気持ちになりました。
自宅近くで、空き屋をつかっていろんな教室をしてるところがあり、そこからハーバリウムを教えてくれる人を募集してたので、その準備をしてるところです。
ハーバリウムの販路はどこ
リアルで教えるだけでなく、ネットではハーバリウムの販売が活発にされています。個人で販売しようと思うなら、ハンドメイドのサイトで販売したり、Facebookでは手作りサイトが活発に活動してるのでそこでも販売ができます。
でも、ほとんどが、独学でやっていると思います。その中で、ハーバリウムの認定資格を持っているとなると、他の人に差をつける事が出来ると思います。この日本ビューティーアカデミーさんは、5000名のレッスン実績があります。
講師として、仕事をする際に資格を持っている事が受講生からの信頼につながりますので、自宅開業やイベントへの出店を目指す受講生が多数いるという事です。
これからは、もっと高齢化が進みますので、年配の方にかんたんにできる趣味を教えてあげたりもできます。販路は開かれているような気がしますが、どうでしょうか?
ハーバリウムの製作には癒しの効果
創作すると、ストレス解消になる。と誰かから聞いた事があります。料理でも、ハンドメイドでも好きな人はイキイキと輝いてます。
ハーバリウムは、材料があればだれにでも作る事ができます。
それは、フリーマーケットでワークショップをした時の反応でも実感してます。
最初は子供さんが、やりたいと言って作り始めてたら、気が付くとそばで見てたお母さんが夢中になってやっていたり、だーれもいない時に、男性が一人で作りに来てたり、小学生の男の子が作りたいと言って真剣にそして上手に作ってました。
チャンスがあれば、みんな作ってみたいやってみたいと興味深々だという事がわかります。あとは、そのおぜん立てをしてあげたらいいだけです。資格があればなおの事信頼もされます。
教室の準備に、材料の花材を少しずつ買い集めてますが、プリザーブドフラワーや、ドライフラワーが届くたびにワクワクしてきます。ハーバリウムを作る時、どの花にしようか?どの色を使おうかと思って、花を選んでる時が一番楽しいです。
もしかすると、一番癒されているのは私自身なのかもしれませんね。
安心のサポート
ハーバリウムの資格取得講座は、自宅でスクールと同じ学習ができて資格が取れます。
質問は無制限、電話やメールでいつでも、わからない事があれば質問できるので、未経験の方でも安心ですね。サポート体制も1か月に45名しか募集してないとの事。最後のレポートを書きあがるまで、しっかりサポートしてもらえます。
とってもきれいな資料の請求はこちらから↓
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